
今回は、決断力のあるかっこいい大人になる方法というテーマでお話していきます。
- 自分の決断に自信が持てない
- 誰かに決めてもらいたい性質を持っている
- 決断の際に迷いたくない
上記に当てはまる方には特に有効な方法です。
先日身近な人から何でそんなに決断が早いのか、思い切った決断も多いけどリスクは考えないのか、という質問をいただきました。
私自身、昔は優柔不断なことが多かったので、周りからそう言われるくらい決断力がついたんだなと嬉しく感じた一方で、決断力を上げるために私が実践した方法が、優柔不断で自分に自信が持てない方に少しでも役に立つんじゃないかと感じました。
なので今回は決断する際の迷いを最小限に抑え、決断力を上げるための三つのステップについて触れていきます。
目次
決断力を上げる方法①即決する
決断力を上げる最初のステップは即決マシーンになることです。
チェスが好きな方はご存知かもしれませんが、ファーストチェス理論というものがあります。
これはチェスで5秒かけて考えた手と、30分かけて考えた手を比べてみると実は16パーセントも一致した、という研究です。
つまり迷いに迷った末に決断を下しても、ほぼ直感的に決断を下しても大体結果は同じ。さらに言うと迷っている時間ほど無駄な時間はないということになります。
なので即決することで無駄な時間を減らしてしまおう!というのがこのステップの考え方。
個人的には「まあいっか」を口癖にすること、そして結果ではなく、どれだけ早く決断を下したかにフォーカスすること、この二つを意識しています。
それで失敗しちゃったらどうするんだ、という人もいるかもしれませんが、スパッと決めても迷いに迷って決めても大体同じ結果だとチェスの研究で分かっていますよね。
なので正しいか正しくないかではなく、【いかに早く決断を下したか】を意識してみるといいかもしれません。
決断力を上げる方法②自分で決める習慣をつける
次のステップは、日常的に自分自身で決める習慣をつけること。
決断には大きく分けて『日常的に下す決断』と『人生における大きな決断』があります。
前者はデートのお店選びやレストランでのメニュー選びなど些細なもの。
後者は就職先・転職するかどうかの判断、結婚などの大きなイベントが当たります。
日常的な決断は一見無いようには見えませんが、デートコースもスパッと決められない人が人生の大きな決断を自信をもって決めることは難しいですよね。
なのでこの二つ目のステップは、日常的に自分で決めることを意識して決断や変化に慣れよう、というステップになります。
ここでのポイントは現状維持以外の選択肢を選ぶこと。
例えば、いつもコンビニで同じものばかり買う人は違うものを買ってみる。
恋人や奥さんに何食べたい?と聞かれた時に「何でもいい」と答えるのではなく、「これとこれとこれが食べたい」という風に具体的に答えてみる、など日常的に他人や流れ任せではなく、自分自身が決めるようにすれば決断の母数が増え、決断によって起こる結果や変化にも慣れてきますよね。
そうすることで決断することに抵抗がなくなり、決断力が上がっていく、という仕組みです。
ちなみに大人数で遊ぶときに「これからどうする?」となる時あると思うんですが、このような時は大チャンスです!
このような場合は、みんな自分が決断して責任を負うのが嫌なので、俺は何でもいいよ感を出してきますよね。
しかし決断慣れしているあなたは決断の結果はさほど重要じゃないと知っているので、迷ってても時間の無駄だし「とりあえずはそこ行こうぜ」、と切り出すことができます。
そうなると誰かに決めてもらいたいという人間の習性を利用して、あなたは頼りがいがある人間に見えたりもします。是非試してみてください。
決断力を上げる方法③タイムリミットを設ける
そして最後に、人生における大きな決断を下す方法について話していきます。
これについては5秒以内に即決しようと言うと無理があるので、10分などタイムリミットを設けて決断することをお勧めします。
もちろんこれは決断に必要な情報収集やメリット・デメリットのリスト化などとは別に設ける時間です。
例えば転職するかしないか決めたい場合は、まず転職先の情報を徹底的に集めます。
そしてその情報をもとに転職するメリット・デメリットをリスト化し、デメリットについては考えられる一番最悪の可能性を書き出すことがとても重要です。
そうすることで、なんとなくリスクがありそうで怖いという状態から最悪のケースに陥ったとしても「ここぐらいまでか」という風に冷静に判断を下せるようになります。
逆に恐怖など強い感情に支配されている時に即決しようとしてしまうと、最善の線ではなく失敗の可能性が一番低い選択をしようとしてしまうので、決断前に冷静さを取り戻すことは非常に重要です。
そして強い感情に支配されていなければ迷わずスパッと即決しても大体答えは一緒になるので、5分や10分など時間を決めて決断を下してしまいましょう。
そうすることで自分の感情に判断を狂わせられること、そして無駄に迷い続けて時間とエネルギーを浪費してしまうこと、この二つを防ぐことが出来ます。
是非試してみてください。
まとめ
最後に決断力のあるかっこいい大人になるための三つのステップをまとめるとこのようになります。
まず最初に、即決マシーンになること。
これはファーストチェス理論を思い出せば決断が楽になると思います。
次に日常的な決断を自分でする癖をつけること。
これをすることで決断を下す抵抗を減らすことができます。
そして最後に人生の大きな決断はまず考えられる最大のリスクを明確にし、恐怖に支配されることを防ぐ。
そしてその状態で後から10分ほどで決断をスパッと下す。
この2ステップです。
こうすることで、リスクをマネジメントしながらも現状維持以外の決断を下しやすくなると思います。
ぜひ実践してみてください!
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