間違えやすい日本語、知っておきたいことわざ・慣用句まとめ【webライティング】

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記事を書いていて、「あれ、もしかして使い方間違ってる…?」といった日本語が沢山あることに気づいたので、まとめておきます。

最近だと、わからないことはすぐに検索して調べることが出来ますが、いざってときに間違えたら恥ずかしいので、確認しておきましょう。

また、webライティング能力検定でも問題に出る可能性があります。検定を受ける方も勉強していきましょう!

目次

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間違えやすい言葉・ことわざ

小春日和

晩秋から初冬にかけての穏やかな晴天のこと

※春に使用しないように注意

気の置けない人

とても親密な関係にある間柄を指す言葉

※「油断ならない人」と間違えやすい

馬子(まご)にも衣装

どんな者でも外形を整えれば立派にみえるたとえ。

※「馬子」を「孫」と間違えやすいので注意

順風満帆(じゅんぷうまんぱん)

物事が順調に進んでいるようす。

※満帆を「まんぽ」と読み間違えやすい

汚名返上・名誉挽回

失ったものを取りかえすこと。

※「汚名挽回」は誤用なので注意

お仕着せ(おしきせ)

上方から一方的に与えられること。

※「押し着せ」を間違えやすいので注意

取り付く島もない

頼りになるところが何もないさま。

※「島」を「暇」と間違えやすい

役不足

力量があるのに、役目が軽いさま。

※役不足と力不足の意味を間違えやすい

力不足

力量に対して役目が重すぎるさま。

※役不足と力不足の意味を間違えやすい

濡れ手で粟(ぬれてであわ)

濡れている手で粟を掴めば、粟粒がたくさんついてくるように、骨を折らずに沢山の利益を得ること。
やすやす金儲けすること。

※「粟」を「泡」と間違えやすい

敷居が高い

不義理・不面目なことがあって、その人の家へ行きにくい。

※「気軽に行きにくい・高級感があって入りにくい」という意味に間違えやすい

やむを得ない

しかたがない。しょうがない。

※「やむ負えない」や「やむ終えない」など変換ミスが多い言葉です。

引導を渡す(いんどうをわたす)

僧が死者に引導を授けること。相手の命がなくなることをわからせること。

※引導の読み方を間違えやすい

うろ覚え

覚えている内容が曖昧なこと。

※「うる覚え」など誤用しやすい

的を射る

うまく目標に当てる。的確に物事を捉える。

※「的を得る」や「当を得る」などは間違い

一姫二太郎

「一人目の子供は女,二人目の子供は男であるのが理想的だ」という意味。

※意味を間違えやすい

蛙の子は蛙

子どもの性質が親に似るたとえ。
親が平凡なら子も平凡である、というようなマイナスな捉え方をする。

※褒め言葉ではないので、他人や目上の人に使うと無礼

枯れ木も山の賑い

つまらないものでも、ないよりはまし。
役に立たないものでも、いないよりはましだという例え。

※褒め言葉ではないので、他人や目上の人に使うと無礼

溺れる者は藁をも掴む

非常に困っている状態で、藁のような役に立たないものにもすがって、何が何でも助かろうとする様。

※他人や目上の人に使うと無礼

他山の石(たざんのいし)

他人のよくない・つまらない言行や出来事も自分の人格を育てる助けとなる。

※他人や目上の人に使うと無礼

情けは人の為ならず

他人に対して、情けをかけておけば、巡り巡って自分の為になる。

※意味を間違えやすい

すべからく

当然そうすべき

※意味を間違えやすい

押っ取り刀(おっとりがたな)

急なことで、刀を腰にしまう暇もなく、手に持ったままであること。

急いで駆けつける形容として用いる。

※意味を間違えやすい

なおざり

いい加減にするさま。おろそか。

「なおざり」は、注意深くないことであり、自分では意識せずにおろそかな結果になってしまう言動にも用いる。
参考:コトバンク|おざなりとは

※「おざなり」と意味を間違えやすい

おざなり

おざなり」は「御座成り」と書くように、当座の間に合わせの意味であり、自分で意識的にいいかげんな言動をしてその場を逃れようとすること。
参考:コトバンク|おざなりとは

※「なおざり」と意味を間違えやすい

亡くなる

人が死ぬことの婉曲(えんきょく)な言い方。

※自分や身内に使うべきではない言葉

 

知っておきたいことわざ・慣用句

一矢を報いる(いっしをむくいる)

自身に向けられた攻撃・批判に対して、大勢は変えられなくとも反撃・反論する。

好事魔多し(こうじまおおし)

良いことには邪魔が入りやすい。

馬脚を露す(ばきゃくをあらわす)

隠していたこと(悪いこと)が明らかになる。

味噌をつける

失敗して、面目をなくすこと。しくじって恥をかくこと。

後塵を拝する(こうじんをはいする)

他者に先を越されて、遅れをとること。後を追うこと。

優れた権力者に付き従うこと。

伝家の宝刀(でんかのほうとう)

いざというときに出す、とっておきの物や手段。

馬齢を重ねる(ばれいをかさねる)

たいしたこともせず、無駄に年をとること。

自分が歳をとることを謙遜していう表現。

※他人に対して使うと失礼にあたるので注意

鼎の軽重を問う(かなえのけいちょうをとう)

1.上位の者の権威を疑って、地位を奪おうとすること。
2.他人の実力や権威などを疑う事。特に地位の高い人に用いられる。
参考:weblio辞書|鼎の軽重を問う

 

権威ある人の能力・力量を疑い、その地位から落とそうとする。
参考:コトバンク|鼎の軽重を問う

※読み方に注意

砂上の楼閣(さじょうのろうかく)

見た目は立派だが、基礎がしっかりしていないために崩れやすい物事の例え。

諸刃の剣(もろはのつるぎ)

一方では非常に役立つが、他方では大きな害が生じる可能性があるものの例え。

春秋に富む(しゅんじゅうにとむ)

若くて、将来の希望がある人。未来の期待ができる人。

 

ら抜き言葉

ら抜き言葉とは、
「食べられる」「見られる」などから「ら」を抜いた「食べれる」「見れる」などの言い方。

日本語が乱れていって出来た言葉で、「食べれる」や「見れる」は文法上、間違った使い方です。

話し言葉として、よく誤用されてしまいますが、文法上で使用しないように注意しましょう。

ら抜き言葉を使わない方法・見分け方

ら抜き言葉の見分け方を紹介します。

1.言い切りの形(辞書に載っている形)に言葉を直す。

例えば、「走れる」「見られる」「来られる」「寝られる」などを言い切りの形、辞書に載っている形に直します。

  • 走れる → 走る
  • 見られる → 見る
  • 来られる → 来る
  • 寝られる → 寝る

 

2.その言葉に「ない」をつける

先ほどの言い切りの形に直した言葉に、「ない」をつけます。

  • 走る → 走らない
  • 見る → 見ない
  • 来る → 来ない
  • 寝る → 寝ない

3.「ない」の前の文字の母音が「a」以外なら「ら」を入れる

先ほどの「ない」の前の文字の母音(ローマ字でa,i,u,e,o)が「a」以外なら「ら」を入れます。

  • 走らない
    「ない」の前の文字「ら」の母音は「a」なので、「ら」を入れない。
    つまり「走れる」
  • 見る
    「ない」の前の文字「み」の母音は「i」なので「ら」を入れる。
    つまり「見れる」が正解。
  • 来ない
    「ない」の前の文字「こ」の母音は「o」なので「ら」を入れる。
    つまり「来れる」が正解。
  • 寝ない
    「ない」の前の文字「ね」の母音は「e」なので「ら」を入れる。
    つまり「寝られる」が正解。

 

母音が分からない場合
「ない」の前の言葉を伸ばして発音してみると分かりやすいです。
例:「走らない」→はしらぁぁぁない、「見ない」→みぃぃぃない

 

まとめ

私自身、間違えて使っている言葉が多くて焦りました。
ライティングを勉強していく上で、日本語は避けて通れないので、覚えていきましょう。

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参考サイト:goo辞書コトバンクWeblio辞書文化庁

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